本文へスキップ

高血圧|板橋区|練馬区|内科|循環器科専門医|光が丘クリニック

TEL 03-5968-3030
〒175−0093 東京都板橋区赤塚新町3-32-12-204

高血圧

    

高血圧とは?

高血圧は、血液が動脈を流れるときに血管に強い圧力がかかる状態です。通常、収縮期血圧が140 mmHg以上、または拡張期血圧が90 mmHg以上だと高血圧と診断されます。このまま放置すると、心臓や腎臓、脳に大きな負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気を引き起こす可能性があります。


血圧の測り方

血圧は、医療機関や家庭用血圧計で簡単に測定できます。家庭での血圧測定は、診察時に測るだけでなく、普段の生活の中での血圧の変化を確認するためにも大切です。朝と夜に血圧を測るのが理想的です。


高血圧の分類

高血圧は、以下の分類で段階が決まります。

分類 血圧範囲 (mmHg) 対策や治療
正常血圧 120/80未満 健康な状態。予防的な管理を。
正常高値血圧 120-129/80 高血圧の一歩手前。生活習慣を見直す必要あり。
第1段階の高血圧 130-139/80-89 食事や運動の改善が必要。薬物治療も考慮。
第2段階の高血圧 140/90以上 病院でのしっかりした治療が必要。
重症高血圧 180/120以上 すぐに医療機関での緊急対応が必要。

高血圧の原因

高血圧には、大きく分けて2つの原因があります。

  1. 一次性高血圧:特定の原因はなく、遺伝や年齢、生活習慣が原因となるものです。
  2. 二次性高血圧:腎臓やホルモンの異常、特定の薬の副作用が原因です。

高血圧の症状

高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるほど、症状がほとんど現れないことが多いです。しかし、血圧が非常に高くなると次のような症状が出ることがあります。

  • 朝方の頭痛
  • めまい
  • 息切れ
  • 胸の痛み
  • 視力の低下

高血圧のリスク要因

高血圧になるリスクが高まる要因は以下の通りです。

  • 年齢:年を取ると血管が硬くなり、血圧が上がりやすくなります。
  • 家族歴:家族に高血圧の人がいると、自分も高血圧になる可能性が高まります。
  • 肥満:体重が増えると心臓に負担がかかり、血圧が上がります。
  • 塩分の多い食事:塩分を多く摂ると血圧が上がります。
  • 運動不足:運動をしないと、血管の柔軟性が失われ、血圧が高くなります。
  • 喫煙・飲酒:タバコやアルコールは血圧に悪い影響を与えます。

高血圧の治療方法

生活習慣の改善

  1. 塩分を減らす:1日6g未満の塩分に抑えるのが理想です。
  2. 定期的な運動:週に150分程度の有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)が効果的です。
  3. 禁煙・節酒:タバコをやめ、アルコールも控えめにします。
  4. バランスの取れた食事:果物や野菜をたくさん摂り、脂肪や塩分を控えた食事を心がけます。
  5. ストレスを減らす:ヨガや瞑想など、リラックスできる時間をつくりましょう。

薬物療法

生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合、薬物療法を行います。以下は、主要な降圧薬の種類とその効果です。

薬剤の種類 作用機序 効果 主に使う患者
利尿薬 体内の余分な水分と塩分を排出 血液量を減らし、血圧を下げる 腎機能が安定している軽度?中等度の高血圧患者
β遮断薬 心臓の働きを抑えて心拍数を減らす 血圧を安定させ、心拍を抑える 心臓病や不整脈の患者
ACE阻害薬 血管を収縮させるホルモン(アンジオテンシンII)の生成を抑える 血管を広げ、血圧を下げる 腎臓病や糖尿病の患者に効果的
ARB アンジオテンシンIIの働きをブロックする 血管を広げ、血圧を下げる ACE阻害薬が合わない患者
カルシウム拮抗薬 カルシウムの流れを抑えて血管の収縮を防ぐ 血管を広げ、血圧を下げる 高齢者や脳卒中のリスクが高い患者
ARNI 血管を広げつつ、利尿作用を強化 血圧を下げ、心不全にも有効 心不全を伴う高血圧患者
MRB ホルモンの働きをブロックして塩分と水分の排出を促進 血圧を下げ、水分と塩分のバランスを調整する 心不全や腎臓病を持つ患者

高血圧治療の薬物併用療法

高血圧の治療では、複数の薬を組み合わせて使用する「併用療法」が効果的です。これは、1種類の薬だけでは十分に効果が得られない場合や、リスクの高い患者に使われます。

併用療法のパターン どうやって効くか 特徴
ACE阻害薬 or ARB + 利尿薬 血管を広げ、水分と塩分を体外に排出する 腎臓病や心不全の患者に適応。
ACE阻害薬 or ARB + カルシウム拮抗薬 血管を広げ、血管の収縮を防ぐ 広範囲の患者に使用可能。
ARB + ARNI 血管を広げ、利尿作用を強化 心不全を伴う高血圧患者に特に効果的。
β遮断薬 + 利尿薬 心拍を抑えつつ、余分な水分を排出 心臓病や不整脈の患者に適応。
カルシウム拮抗薬 + 利尿薬 血管の収縮を防ぎ、余分な水分を排出 高齢者や管理が難しい患者に効果的。
MRB + ACE阻害薬 or ARB 塩分と水分の排出を促進し、血管を広げる 心不全や腎臓病の患者に有効。

高血圧と合併症

高血圧を放置すると、以下のような深刻な合併症が起こることがあります。

  • 心筋梗塞:心臓に大きな負担がかかり、心臓の筋肉が壊れることがあります。
  • 脳卒中:脳の血管が破裂したり、詰まったりすることで発症します。
  • 腎不全:腎臓の血管がダメージを受け、腎機能が低下します。
  • 動脈硬化:血管が硬くなり、血流が悪くなります。

高血圧の予防方法

高血圧は、日常生活の工夫で予防できます。

  • 塩分を控える:塩分を減らすことで血圧の上昇を防ぎます。
  • 運動をする:ウォーキングやジョギングなど、定期的に運動する習慣をつけましょう。
  • バランスの取れた食事:野菜や果物を多く摂り、塩分や脂肪分を控えましょう。
  • ストレスをためない:ストレス解消のためのリラクゼーションや趣味を取り入れましょう。
  • 血圧を測る習慣をつける:家庭でも血圧を定期的に測り、異常があればすぐに医師に相談しましょう。
 

Q&A

Q1: 高血圧が続くとどうなりますか?

A: 高血圧が続くと、心臓や腎臓、脳に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。

Q2: 血圧はどのように測定するのですか?

A: 血圧は医療機関または家庭用血圧計で測定できます。朝と夜の2回測るのが理想で、日々の変化を確認することで適切な治療に役立ちます。

Q3: 高血圧はどのように予防できますか?

A: 塩分を控え、適度な運動をし、バランスの取れた食事を心がけることが高血圧予防につながります。家庭で血圧を定期的に測ることも重要です。

参照サイト


Hikarigaoka Clinic光が丘クリニック 
 内科・循環器科(専門医)


TEL 03-5968-3030
FAX 03-5968-3637
〒175−0093
東京都板橋区赤塚新町3-32-12-204 
(UR 光が丘パークタウンゆりの木通り北団地12号棟2階4号室)
練馬区光が丘・田柄隣接
地下鉄赤塚駅:徒歩6分
東上線下赤塚駅:徒歩7分
東上線成増駅:徒歩16分
地下鉄大江戸線光が丘駅:徒歩23分

Hikarigaoka Clinic循環器科疾患


Hikarigaoka Clinicその他内科疾患

Hikarigaoka Clinic漢方治療

Hikarigaoka Clinicその他


Hikarigaoka Clinic職員募集