板橋区・練馬区で肺炎球菌ワクチン接種をご検討の方へ。
肺炎球菌感染症は、高齢になるほど重症化しやすく、肺炎や敗血症の原因にもなります。特に、今年度(4月1日〜翌年3月31日)に65歳の誕生日を迎える23区在住の方は、国の定期接種(公費補助)の対象でとなり、自己負担を抑えて当院で接種できます。対象の方には案内や予診票が届きますので、ぜひ期限内に接種をご検討ください。
光が丘クリニックでは、従来のニューモバックス(PPSV23)・プレベナー20(PCV20)に加え、最新のキャップバックス(PCV21)にも対応し、完全予約制で安全に接種を行っています。

接種可能な肺炎球菌ワクチン(比較表)
| ワクチン名 | 対応菌型数 | 免疫持続 | 自己負担(税込) |
|---|---|---|---|
| ニューモバックス (PPSV23:多糖体ワクチン) | 23型 | 約5年(再接種が必要) | 公費 4,000円/自費 8,000円 |
| プレベナー20 (PCV20:結合型ワクチン) | 20型 | 長期(原則1回で完了) | 12,000円(自費) |
| キャップバックス (PCV21:結合型で最多) | 21型 | 終生免疫が期待される | 14,000円(自費) |
※今年度65歳の方は、定期接種(公費助成)の対象として PPSV23(ニューモバックス)の接種を受けられます(23区在住者)。
※65歳を過ぎた方など定期接種の助成対象外の方は、自費で ニューモバックス、プレベナー20、キャップバックス を選択できます。
ワクチンの種類と特徴(簡潔な解説)
- ニューモバックス:PPSV23(多糖体ワクチン)。広く使われている成人向けワクチンで、65歳の公費助成対象です。5年ごとに再接種が可能です。
- プレベナー20:PCV20(結合型ワクチン)。免疫の質が高く、原則1回の接種で長期間の予防が期待できます。
- キャップバックス:PCV21(結合型ワクチン)。国内で最も多くの菌型に対応しており、終生免疫が期待される最新ワクチンです。
どのワクチンを選べばよい?(接種歴別の目安)
- 65歳の公費助成対象の方:まずはPPSV23(ニューモバックス)をご検討ください(接種券が届きます)。
- PPSV23を接種済み:最終接種から1年以上空いていれば、PCV21の追加接種を推奨します。
- プレベナー(PCV20)接種済み:1年以上空いていればPCV21追加を検討可。
- PCV21を接種済み:原則1回で完了と考えられ、その後のPPSV23の定期的再接種は不要です。
予約・持ち物・接種の流れ
- 予約:お電話または受付でご予約ください(在庫調整のため完全予約制)。
- 持ち物:マイナンバーカードまたは保資格確認書、予診票・接種券(定期接種助成対象の方)。
- 当日:予診票記入 → 診察 → 接種 → 待機観察(約15分)。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. PCV21(キャップバックス®)は何歳から接種できますか? どのような方におすすめですか?
A. PCV21は「18歳以上の成人」が接種対象です。
特に次のような方は、年齢に関係なく接種を強くおすすめします。
- 65歳以上の高齢者
- 心疾患、肺疾患(喘息・COPD 等)、糖尿病、肝疾患、慢性腎臓病
- 免疫機能が低下している方(ステロイド治療など)
- 喫煙者または過去の喫煙歴がある方
- 肺炎球菌感染症を繰り返したことがある方
PCV21は結合型ワクチンで、強く長く続く免疫が期待されます。
Q2. プレベナー20(PCV20)を接種済みですが、PCV21も追加接種した方がよいですか?
A. はい。前回接種から1年以上空いていれば、PCV21の追加接種で予防効果を高められます。
PCV21はPCV20よりも対応血清型が広く、免疫の質も高いとされています。
Q3. PCV21を接種した後、将来の再接種は必要ですか?
A. 原則、1回の接種で完了です。
長期的に免疫が持続することが期待され、ニューモバックス(PPSV23)による再接種は通常不要です。
Q4. ニューモバックス(PPSV23)は何歳から接種できますか?
A. ニューモバックスは「2歳以上」で接種可能です。
ただし、主な対象は次のとおりです。
- 65歳以上(自治体の定期接種対象)
- 18歳以上の成人で、心・肺・肝・腎疾患、糖尿病、免疫低下などの基礎疾患を持つ方(任意接種)
再接種が必要になる場合があります(効果持続:約5年)。
Q5. プレベナー20(PCV20)は何歳から接種できますか?
A. PCV20は「18歳以上の成人」が接種対象です。
PCV21と同様に高齢者や基礎疾患のある方に推奨されます。
Q6. ニューモバックスは菌の数が多いのに、なぜPCV21(結合型)が推奨されるのですか?
A. 重要なのは「菌の数」ではなく「免疫の質と持続性」だからです。
- ニューモバックス(PPSV23):多糖体ワクチン
→ 免疫持続は約5年、再接種が必要になることがある - PCV21(結合型ワクチン):免疫の質が高く、長期間持続
→ 終生免疫が期待される
基礎疾患がある方・若い成人でもPCV21のメリットは大きくなります。
Q7. PCV21(キャップバックス)の費用はいくらですか?
A. 当院では 14,000円(税込・自費)です。
1回の接種で完了します。
Q8. PCV21の接種予約はどうすればよいですか?
A. 完全予約制です。
お電話または受付窓口でご予約ください。
ワクチンの入荷状況により、日程の調整をお願いする場合があります。
Q9. PCV21(キャップバックス)はいつから接種できますか?
A. 当院ではすでに接種を開始しており、事前予約を受け付けております。
医師からのコメント
肺炎球菌による肺炎は高齢者に多く、時に重症化・入院が必要になります。PCV21(キャップバックス)は現時点で最も広い菌型をカバーする結合型ワクチンです。接種歴や基礎疾患に応じて最適なプランをご提案しますので、まずはご相談ください。
関連ページ(内部リンク)
光が丘クリニックでは、板橋区・練馬区で肺炎球菌ワクチン接種をご希望の方を対象に、予約制で安全に接種を行っています。
高齢者や持病のある方は、肺炎球菌感染症による重症化リスクが高いため、予防接種が推奨されます。
