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生活習慣病|板橋区赤塚新町・練馬区田柄対応の内科・循環器科専門医|光が丘クリニック



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生活習慣病Lifestyle Disease

生活習慣病は、食事や運動不足、喫煙などの日常の生活習慣が原因で発症する病気です。糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患が代表的で、予防にはバランスの良い食事と適度な運動が重要です。

1. 糖尿病とは?

糖尿病は、血糖値が慢性的に高い状態が続く疾患です。特に2型糖尿病は、食事や運動不足、肥満などの生活習慣が原因で発症し、血糖値をコントロールしないと心臓病や腎臓病、視力障害などの合併症を引き起こします。 診断基準 空腹時血糖値: 126 mg/dL以上 経口ブドウ糖負荷試験: 2時間後200 mg/dL以上 HbA1c: 6.5%以上 数値目標 HbA1c: 7.0%未満 空腹時血糖値: 80〜130 mg/dL 治療方法 食事療法: 低GI食品を中心に、糖質を制限したバランスの取れた食事。 運動療法: 有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れて血糖値を安定化。 薬物療法: インスリンや経口血糖降下薬(メトホルミン、シタグリプチンなど)。

2. 高血圧とは?

高血圧は、血管にかかる圧力が常に高い状態で、心臓や腎臓、脳に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。 診断基準 正常血圧: 120/80 mmHg未満 高血圧: 140/90 mmHg以上 数値目標 家庭血圧: 135/85 mmHg未満 診察時血圧: 140/90 mmHg未満 治療方法 生活習慣の改善: 塩分摂取を1日6g未満に抑え、有酸素運動を推奨。 薬物療法: 降圧薬(利尿薬、ACE阻害薬、ARB、カルシウム拮抗薬など)。

3. 脂質異常症とは?

脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が高くなる状態で、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めます。自覚症状が少ないため、定期的な血液検査が重要です。 診断基準 LDLコレステロール: 140 mg/dL以上 HDLコレステロール: 40 mg/dL未満 中性脂肪: 150 mg/dL以上 数値目標 LDLコレステロール: 高リスクでは70 mg/dL未満、中リスクでは100 mg/dL未満 HDLコレステロール: 40 mg/dL以上 治療方法 食事療法: 飽和脂肪酸を減らし、野菜や魚を多く摂る。 運動療法: 有酸素運動を行い、脂質代謝を促進。 薬物療法: LDLコレステロールを下げるスタチン系薬(アトルバスタチン、ロスバスタチンなど)。

4. 肥満とは?

肥満は、体脂肪が過剰に蓄積した状態で、特に内臓脂肪が多い場合は、糖尿病や高血圧、脂質異常症のリスクが高まります。BMI(体格指数)で診断されます。 診断基準 正常体重: BMI 18.5〜24.9 肥満: BMI 25以上 数値目標 BMI: 18.5〜24.9 体脂肪率: 男性15〜20%、女性20〜25% 治療方法 食事療法: カロリー摂取を抑え、バランスの良い食事を心がける。 運動療法: 有酸素運動を毎日30分以上行い体重を管理。 薬物療法: 極度の肥満には肥満治療薬(オルリスタット、リラグルチド)を使用。

5. 動脈硬化とは?

動脈硬化は、血管内壁に脂肪が蓄積し、血管が硬く狭くなる病気です。心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。 診断基準 血液検査: LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の測定 頸動脈超音波検査: 血管内のプラークや厚みを確認 数値目標 LDLコレステロール: 高リスクでは70 mg/dL未満 血圧: 130/80 mmHg未満 治療方法 生活習慣の改善: 食事や運動を通じて血圧やコレステロールを管理。 薬物療法: LDLコレステロールを下げるスタチン系薬や降圧薬を使用。

6. 心筋梗塞とは?

心筋梗塞は、心臓の冠動脈が詰まり、心筋に血液が届かなくなる状態です。命に関わるため、緊急治療が必要です。 診断基準 心電図(ECG): ST上昇などの異常 トロポニン値: 0.4 ng/mL以上 数値目標 LDLコレステロール: 70 mg/dL未満 血圧: 130/80 mmHg未満 治療方法 緊急治療: 冠動脈を広げるステントや血栓溶解薬を使用。 再発予防: 食事や運動、禁煙を徹底。薬物療法も行う。

7. 脳卒中とは?

脳卒中は、脳内の血管が詰まる脳梗塞や、破れる脳出血によって脳に血液が届かなくなる病気です。 診断基準 CT/MRI: 脳内出血や血栓を確認 数値目標 血圧: 130/80 mmHg未満 LDLコレステロール: 100 mg/dL未満 治療方法 急性期治療: 血栓を溶かすtPAや手術を行う。 リハビリ: 運動機能や言語機能の回復を目指す。

8. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは?

COPDは、主に喫煙によって肺への気流が制限される病気です。慢性的な咳や息切れが主な症状です。 診断基準 肺機能検査(スパイロメトリー): 1秒量(FEV1)/努力肺活量(FVC)比が70%未満 数値目標 1秒量(FEV1): 80%以上 治療方法 禁煙: 禁煙が最重要の治療法です。 薬物療法: 気管支拡張薬やステロイド薬を使用して呼吸を楽にする。 リハビリ: 呼吸リハビリを行い肺機能を改善。 これらの疾患は、生活習慣の見直しと早期の医療対応が重要です。定期的な健康診断と適切な治療が病気の進行を防ぐ鍵となります。

9. 高尿酸血症(痛風)とは?

高尿酸血症は生活習慣病の一種で、適切に対処しないと痛風や腎臓病、心血管疾患のリスクが高まります。診断は血清尿酸値が7.0 mg/dL以上で行い、無症状でも注意が必要です。治療の目標は、尿酸値を6.0 mg/dL以下に維持することで、痛風の既往がある場合は5.0 mg/dL以下を目指します。診断には血液検査で尿酸値を測定し、尿酸の生成や排出の問題を確認します。治療はまず生活習慣の改善から始め、プリン体を多く含む食品やアルコールの制限、運動や水分摂取が推奨されます。これでもコントロールが難しい場合は、アロプリノールやフェブキソスタットといった尿酸生成を抑える薬や、ベンズブロマロンのような尿酸の排出を促進する薬が使われます。痛風発作時には、非ステロイド性抗炎症薬やコルヒチン、ステロイド薬で炎症を抑えます。治療は長期的な管理が重要で、定期的な尿酸値の確認と、生活習慣や薬の調整が必要です。これにより、高尿酸血症による合併症を防ぐことができます。

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