いびきのセルフケアと治療法|板橋区・練馬区での相談先

いびきのセルフケア|板橋区

板橋区・練馬区でいびきにお悩みの方は、まず以下のセルフケアを試してみてください。生活習慣の見直しや簡単なトレーニングにより、いびきを軽減できることがあります。ただし、改善が見られない場合は、医療機関での治療も検討しましょう。

1.いびきと生活習慣の改善(◎セルフケア可能)

いびきの原因のひとつは、気道の狭まりです。これは生活習慣の改善である程度緩和できます。

  • 減量:体重を5〜10%減らすと、喉周りの脂肪が減少し、気道が広がりやすくなります。
  • 横向きで寝る:仰向けは舌が喉に落ち込みやすく、いびきの原因になります。抱き枕の使用もおすすめです。
  • 禁酒・禁煙:寝る前の飲酒は喉の筋肉を緩め、喫煙は気道の炎症を引き起こすため、いずれも避けましょう。
  • 寝具の見直し:枕の高さは5〜10cmが理想。首の角度を自然に保つことで、気道が確保されます。

研究報告:SASの診療ガイドラインでは、減量を含む生活習慣の改善が有効とされています。

2.マウスピース(スリープスプリント)(セルフケア△)

下顎を前に出すことで気道を広げ、いびきを軽減する装置です。

  • 市販品:まずはドラッグストア等で購入可能なものを試してみましょう。
  • 歯科での作成:オーダーメイドの装置はフィット感が高く、より効果的です(保険適用可)。

研究報告:米国睡眠学会では、軽度〜中等度のSASに対して、スリープスプリントでいびきが約50%軽減したとされています。

3.舌・のどの筋トレ(セルフケア◎)

口周りや舌の筋力を高めることで、気道を広げやすくし、いびきを予防できます。

  • 口輪筋トレーニング:風船を膨らませる、または「あいうべ体操」など。
  • 舌のストレッチ:舌を突き出す、上あごに押し付けるなどの運動が効果的です。

研究報告:ブラジルの研究では、3か月の継続でいびきの頻度と音量が約39%減少したとされています。

※ 効果を得るには、毎日の継続が大切です。

4.CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)(セルフケア✕)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する標準治療ですが、重度のいびきにも効果があります。

  • 軽度のいびきだけでは保険適用にならない場合があります。
  • 医師の診断により、必要に応じて導入されます。

研究報告:米国胸部疾患学会では、CPAP治療により約90%の患者でいびきが軽減・消失したと報告されています。

5.手術(セルフケア✕)

構造的に気道が狭くなっている場合に、根本的に対処する治療法です。

  • 鼻の手術:鼻中隔の矯正やアデノイド・扁桃摘出など。
  • UPPP:口蓋垂や軟口蓋の余分な組織を切除する手術です。

研究報告:UPPP手術では、約60%の患者でいびきが大幅に改善。ただし、再発の可能性もあります。

まとめ

分類内容
◎ セルフケア可能生活習慣の改善、筋トレ、市販のマウスピース
△ 条件付き対応市販マウスピース(合わない場合は歯科相談)
✕ 医療機関の対応が必要CPAP、手術など

板橋区・練馬区でいびきにお困りの方は、まず生活習慣の見直しや筋トレから始めてみましょう。
改善が見られない場合は、板橋区赤塚新町の光が丘クリニックへお気軽にご相談ください。専門医が診断・治療を行います。

参考サイト

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020