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狭心症|板橋区|練馬区|循環器科専門医|光が丘クリニック

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循環器科:狭心症の解説 (詳細)

狭心症:目次

  1. 狭心症の概説
  2. 狭心症の症状と診断
  3. 狭心症の予防
  4. 狭心症の治療
  5. 狭心症のお勧めサイト

1)狭心症の概説

 心臓は血液を全身に送り出すポンプであり、その心臓自身は冠動脈によって供給される血液で栄養されている。加齢とともに動脈硬化が進むと冠動脈の壁が厚くなり、血管内腔も狭くなり(いわゆるアテローム硬化)、血液の供給量が減少する。
 狭心症は、心臓が必要とする血液の消費量が血液の供給量を越えたときに起きる。労作時に起きる労作時狭心症と安静時に起きる安静時狭心症の二つに大きく分かれる。典型的な労作時狭心症は駅の階段を上るときや重いものを持ったときに胸部が圧迫される。安静時狭心症では早朝睡眠時に胸痛で目が覚める。いずれもじっと安静にしたり、ニトログリセリンを舌下すると2〜3分以内に症状が消失する。労作時狭心症は動脈硬化による冠動脈の狭窄が原因であり、安静時狭心症は冠動脈の痙攣が原因である。
 冠動脈に強いの狭窄を伴わない冠攣縮性狭心症では薬物療法が著効するが、冠動脈狭窄が高度の狭心症では、薬物による治療の他に、カテーテルインターベンション(カテーテルによる風船療法やステント移植術)、冠動脈バイパス手術などが必要となることがある。

2)狭心症の症状と診断

 典型的な狭心症の症状は正中部から左胸部にかけての痛み、圧迫感、締めつけ感、焼きつけられる感じなどが出現し、左腕の痺れが伴うこともある。一方、咽喉から歯ぐきの痛み、息切れ、腹痛などの症状、またはほとんど無症状(無症候性心筋虚血)で発症することがある。
 狭心発作は通常3〜5分、長くても15分以内である。「労作性狭心症」の場合は一定の労作(例えば駅の階段を上る、重いものを持ったとき)により出現し、「冠れん縮性狭心症」の場合では早朝、デスクワーク中、飲酒・喫煙時などの安静時に出現ことが多い。いずれもニトログリセリンの舌下で速やか(2〜3分)に症状が消失する。
 狭心症の診断には、狭心発作の状況・ニトログリセリンの効果、運動負荷心電図、ホルター心電図検査の所見などから総合的に判断される。確定診断・治療のために心臓カテーテル検査をすることもある

3)狭心症の予防

 狭心症の大半は冠動脈の狭窄を伴っている。従って生活習慣を改善し、冠動脈の動脈硬化の進行を防ぐことが重要である。冠動脈の動脈硬化は多彩な因子が影響している。これを冠危険因子と呼ばれている。このなかで3大冠危険因子と呼ばれている高コレステロール血症、高血圧、喫煙は特に重要であり、積極的に生活習慣を改善し、回避するべきである。糖尿病、肥満、ストレス、攻撃的な性格も冠危険因子と挙げられている。可能な限りし改善すべきである。一方、回避不可能な因子として遺伝と加齢がある。

4)−1狭心症の治療 :薬物療法

発作時頓服薬 即効性硝酸薬 即効的に冠動脈を拡張し、心臓の負担を軽減して発作を止める。ニトログリセリン、ニトロペンなど
発作予防薬 持続性硝酸薬 長時間冠動脈を拡張し、心臓の負担を軽減する
Ca拮抗薬 冠動脈を拡げて血流を増やし、冠動脈の痙攣を予防する。さらに血圧を下げ、心臓の負担を軽減する。ノルバスク、アダラート、セパミット、ヘルベッサーなど
β遮断薬 心臓の働きを抑え酸素需要を減らす。インデラル、テノーミンなど
Kチャンネル開口薬 虚血への心筋の抵抗力を高める。シグマートなど
その他 ACE阻害薬・A-II受容体拮抗薬 筋梗塞の発生予防と梗塞発症後の心不全の予防と死亡率の軽減に有用。カプトリル、レニベース、タナトリル、ブロプレス、ディオバンなど
高脂血症薬 動脈硬化の進行を抑制し、動脈硬化病巣(プラーク)を安定化させ血管事故を予防(スタチン系薬剤)。メバロチン、リポバス、リピトール、クレストール、ベサトールSRなど
抗血小板薬 冠動脈の血栓の形成を予防。バイアスピリン、パナルジン

4)−2 狭心症の治療 :薬物療法冠動脈再建術

冠動脈インターベンション PTCA(風船で広げる) PTCA(風船で広げる):冠動脈の狭窄部を風船で内側から押し広げ血流をよくする方法。広げた後は風船を回収する。拡張した後に再び狭くなる可能性が高い。
ステント移植 風船で狭窄部を押し広げた後、血管の内側を筒状の金網で支える(留置する)方法。わが国では冠動脈インターベンションの8割前後はステントを移植している。近年、テントの表面に細胞増殖を抑える薬剤が塗布した「薬剤溶出ステント」が使用され、再狭窄率が著しく低下した。ただし、留置したステントに血栓が付着しないように、抗血栓薬(塩酸チクロピジン、アスピリンなど)を長期間服用しなければならない。癌などの手術のためにこれらの薬剤を休薬すると冠動脈の閉塞が高率に発生し、大きな問題となっている。
冠動脈バイパス手術 全身麻酔下で胸を開き、狭くなった冠状動脈の先に新しい血管をつなげ、血液をスムースに流す手術です。 大腿部からとった静脈でつなぐか、他の動脈を使って、大動脈から直接、狭窄部分の下流にバイパスをする。 冠動脈インターベンションに比べて、入院期間が長く(2週間〜4週間程度)、身体への負担が大きいが、再狭窄の心配が少なく、効果が長続きする。

5)狭心症のお勧めサイト

  1. 国立循環器病センターの「虚血性心疾患・狭心症」は一般向けに詳しい解説が記載されている。
  2. 国立病院大阪医療センターの「虚血性心疾患・狭心症」はやや専門的に狭心症と心筋梗塞について解説している。
  3. 「メルクマニュアル医学百科の「狭心症」では狭心症について詳しく記載されている。

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