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板橋区|漢方・花粉症・内科・循環器科・専門医

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花粉症・漢方治療(詳細)


目次
1 漢方治療からみた花粉症とは?
2 花粉症の漢方
3 花粉症の漢方治療の特徴
4 お勧めサイト

1)漢方治療からみた花粉症とは?
花粉症の漢方治療は、1)急性期の症状(鼻水や鼻づまり、くしゃみなど)を押さえ込む「標治療」、2)症状の安定期に体質改善をすることにより病気になりにくい体を作る「本治療」に分かれます。
「標治療」の考え方では、花粉症の症状を「体内の水分バランスの異常(水毒)、すなわち必要なところに水分が少なく、特定のある部分にたくさん溜まっている状態として捕らえています。鼻水、涙は不要な場所に水分がたまっておこり、鼻閉は鼻粘膜に水分が貯留して膨張して起こる。随って「標治療」の基本は利水剤を用いて「水」を”さばく”。
花粉症の標治療は、1)寒症(寒がり、冷え性、暖めると症状が軽減する)か、熱症(暑がりがり、口渇、冷やすと症状が軽減する)か,2)虚証(元気がない、体力がない、華奢、下痢しやすいなど)か、実証(元気がある、体力がある、がっちりしている、便秘しやすいなど)かにより用いる治療が異なる。

2)花粉症の漢方治療
水様性の鼻汁が特徴である寒症タイプには小青竜湯、柴胡桂枝乾姜湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯,を用いる。
粘稠な鼻汁が特徴である熱証タイプでは葛根湯、越婢加朮湯、葛根湯加川芎辛夷、荊芥連翹湯、辛夷清肺湯を用いる。
花粉症の大多数は寒症タイプを呈し、小青竜湯の証が花粉症全体の8割を占め、第一選択薬である。プラセボと比較した無作為試験では85%で軽度以上の効果を示し、くしゃみ:60%、鼻汁:50%、鼻閉:62%と効果のバランスがよい。
小青竜湯の証であるが麻黄による胃腸症状で服薬できないときは苓甘姜味辛夏仁湯を選択する。
冷えや寒さで症状が悪化する人には麻黄附子細辛湯がよい。
花粉症の「本治療」では当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、小建中湯、真武湯、六君子等、補中益気湯、柴胡桂枝湯などを用いる。

花粉症治療薬(TJはツムラの製品番号)

花粉症治療薬
葛根湯 TJ-1 症タイプで鼻閉、粘稠な鼻汁の人に効く。比較的実証で頭痛、発熱、悪寒、肩こりなどの症状に効く。
越婢加朮湯 TJ-28 熱症タイプで目の充血・かゆみ、鼻のかゆみ、粘稠な鼻汁の人に効く。比較的実証の人に用い、利尿と抗炎症作用がある。
葛根湯加川芎辛夷 TJ-2 熱症・実証タイプで、慢性副鼻腔炎、頭痛、肩こりの場合に用いる。
荊芥連翹湯 TJ-50 熱症・中間証タイプで、慢性副鼻腔炎、慢性扁桃炎、慢性湿疹の場合に用いる。
辛夷清肺湯 TJ-104 虚実中間証で、慢性副鼻腔炎、鼻から喉の奥にかけて熱感を伴う場合に用いる。
小青竜湯 TJ-19 実証と虚証の中間のタイプに有効であり、花粉症患者の8割に有効である。くしゃみ、鼻水、泡沫水様の痰を伴う咳、鼻炎に効く
柴胡桂枝乾姜湯 TJ-11 体力がなく神経質な人に用いる。盗汗、冷え症、肩こり、下痢、腹痛、上腹部の膨満感に効く
苓甘姜味辛夏仁湯 TJ-119 小青竜湯の証であるが、胃腸が弱い人に用いる。比較的虚証傾向。冷え性で水様な喀痰、水様な鼻水、くしゃみ、咳嗽を呈する特徴がある。
麻黄附子細辛湯 TJ-127 寒がりで、高齢者・体力のない人の第一選択である。全身倦怠、悪寒が強くて熱感が少ないあるいは微熱、手足の冷え、顔面蒼白、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、力のない咳などのかぜ症状にも用いる。


3)花粉症の漢方治療の特徴と注意点
患者の体質、症候に随って漢方を選択すれば、西洋薬に劣らず高い有効率がある。
眠気がない。
副作用は少ないが、麻黄を含む薬(葛根湯、越婢加朮湯、葛根湯加川芎辛夷、麻黄附子細辛湯)は高血圧、狭心症、甲状腺機能亢進症などの人には慎重に投与する必要があり、小青竜湯には甘草を多く含み、低カリウム血症に注意する必要がある。
西洋薬と併用可能である。
「標治療」で効果が得られないときは、「本治療」を考慮する。

4)お勧めサイト
ツムラの「漢方スクエア;アレルギー性鼻炎」は漢方治療について専門的に解説している。

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